片道切符で飛び乗れ

ダークな世界観が魅力のロックバンド

Chastain「The 7th Of Never」

はいUSパワーメタルです。87年産3rd。最近やってたパワメタ発掘事業の中でも特にガツンときたのがこれ。シュラプネル所属の超絶テクニカルギタリストが敢えて激渋ド硬派パワーメタルに徹し、その上で女体化したDIOとでも言うべきボーカルが縦横無尽に暴れ回る超カッコイイバンドです。US産らしいゴリゴリ感を湛えながら、欧州のバンドに通じる湿り気、暗さも備えてて、技術的にもトップレベル、つまりそれは最強のヘヴィ・メタルなのでは…?などと言ってしまってもあながち間違いではないであろう説得力。己の名前をバンド名に冠しちゃったリーダーでギタリストのDavid T Chastainさんがまず何と言っても有能で、えげつないピロピロも随所で見せつけながら(一曲目の冒頭から全開です)、ガッツィーなリフと美しいメロディをポコポコ量産してて、技術に溺れるではない優れた作曲センスを伺わせます。馬力も耳に残るフレーズも欲しい!っていう難題をバッチリクリアしてるのは間違いなくこの男の仕事。さらにこのバンドはLeather Leoneという逸材までいるのでもう無敵です。某ショップでヘヴィメタル界最強の女と言われていたのも納得のグレイトなパフォーマンスがこれでもかと。当時のパワーメタル界隈には女性voって実は結構いたみたいで、しかも何故かDIOフォロワーのパワフルな実力派も多かったらしく、このレベルの実力者が無名のままゴロゴロ転がってるとしたらちょっと怖いです…。このバンドが80年代に発表した4枚のアルバムは全部同路線で名盤ですが、特に本作はテンション高くていい感じです。