片道切符で飛び乗れ

ダークな世界観が魅力のロックバンド

TERROR SQUAD「Chaosdragon riging」

気付けば1年以上放置してました弊ブログ。自粛期間にでも何か書いたろかと思ったり思わなかったりしているうちに緊急事態宣言も解除され、社会が再び動き出しつつあります。というわけでこちら。TOKYO METAL ANARCHYさんの2nd。2006年の作品。久しぶりに聴いてみたらやっぱり物凄い内容で圧倒されました。圧倒された勢いで書き殴ります。やたらガチャガチャしたリズムや展開はほとんどカオティックコアの域。冴えたメロディによる静パートなんかも結構な頻度で登場し、時にはジャズもどきみたいなとこまで到達、それなんてプログレ○○?ってな雰囲気もあります。これらが基本1~4分台の曲に圧縮されスラッシュメタルのエンジンでマシンガンの如く出力されます。しかし全体の印象は頭でっかち感よりも前へ前へっていう野蛮な勢いが先立つという。なんなんでしょうかこの恐ろしいまでの目つきの鋭さは。確実に言えるのはボーカル氏の貢献がデカい。アツさ、キレ、ハードコア的なヤサグレ感…といったパロメータが軒並み高水準をマークしており、身も蓋もない言い方をすればただただ恰好良い声していらっしゃいます。今作からドバっと導入された日本語歌詞も情感演出に一役買ってて(1曲目の「流れにお前をブチ込め」とか名フレーズですね)、これでちょいメロディ意識したシャウトしてるときなんかはまんまジャパコアに聴こえる。そうなってくると随所に出てくるメロディの数々もジャパコア由来なものに聴こえてきます。ああ最高。これを唯一無二と呼ばずしてなんと呼びましょうか。なんかあまり売ってるとこ見かけないですが物販とかにはまだあったりするんですかね。あ~一度ライブ観てみたいな~。